日本では、モーツァルトやベートーヴェンほどの人気はありませんが、実はこの2人とも、ハイドンの影響を大きく受けています。ベートーヴェンはハイドンの弟子であった時期もあるほどで、当時のウィーンを席巻した、超・人気作曲家でした。 古典派音楽を語る時、ハイドンの手法、音楽の構成を抜きには語ることができません。今回は、いわば現在のクラシック人気の根底を作ったともいえるハイドンの交響曲と協奏曲を取り上げます。さらに、ハイドンの木管五重奏曲の主題をモチーフにしたブラームスの変奏曲も演奏します。